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出血がある
下腹痛や下腹部の張りを伴う
出血の色は茶色〜黒っぽく少ない
超音波検査で胎児の心拍を確認している
超音波検査で異常はないと診断されている

考えられる状況 この時期は、胎児の異常による流産に加えて、子宮筋腫や子宮頚管無力症などによる母体側の原因によって出血することもあります。さらに正常妊娠経過中でも極少量の出血をすることもあります。わずかな腹痛を伴い、おりものに少量の血液(血液様物質)が混ざっているときは、しばらく様子をみて良いと思います。出血が何処からか確認する必要はありますが、とりあえず2〜3時間安静にして様子をみましょう。出血が時間の経過とともに増えるようであれば早めに診察する必要がありますが、あまり変わらないか目立たなくなるようであれば日を改めて診察の機会を持てば良いと思います。 
   
注意点 超音波検査で子宮内に胎児の心拍を確認して胎児に異常がなければ、安静を保って症状の消失を待ってください。もしも症状が悪化または出血が始まった場合は、焦らず主治医と連絡を取ってください。
少量の出血があったからと悩まず安静を保って、赤ちゃんの過ごしやすい環境を作ることに専念しましょう。妊婦健診で胎児心拍(心臓の動き)を確認している場合は、なおさらあせらず赤ちゃんを信じて安静を保ち様子をみましょう。
 
   
考えられる病名 1)切迫流産
妊娠初期の腹痛の原因で最も多く、下腹部の真中(陰毛の直ぐ上)あたりの鈍痛があります。出血はあっても少量です。このような痛みを感じた場合は、まず安静にして症状が治まるのを待ってください。もしも時間が経って腹痛や出血が悪化する場合は早めに主治医に相談してください。

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2)絨毛膜下血腫
何らかの原因によって胎盤の絨毛膜と脱落膜の間に出血を生じて血腫(血の塊)を生じる状態をいいます。多くの場合不正性器出血で発見されます。厳密には切迫流産や切迫早産と分けて考えられていますが、それらの初発症状であることもあり出血量が増えれば(血腫が増大すれば)流産や早産を起こします。
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3)子宮腟部びらん
子宮腟部びらんだけでは痛みを起こすことはありませんが、少量の出血を起こすことがあります。妊娠の生理的な痛みや張りを感じているときに、子宮腟部びらんからの出血が重なっただけかもしれません。
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4)子宮頚管ポリープ
子宮腟部びらんと同様にお考えください。子宮頚管ポリープだけでは痛みや張りを起こすことはありません。
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5)子宮筋腫
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6)子宮頚管無力症
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