子宮頚管ポリープ |
ポリープとは、粘膜で覆われた管状の臓器から発生する隆起病変(イボ)の総称です。子宮口付近にできるイボ状(きのこ状)のものを子宮頚管ポリープといい、原因は炎症変化であるといわれています。 |
|
|
頚管ポリープの性状と症状 |
子宮頚管にある粘膜(時に子宮内膜のこともありますが・・)が隆起して子宮口から赤いイボ状に出てきます。大きさは2〜3mmから大きな物になると3〜4cmに達する場合もあります。通常は良性の腫瘍で外来診察時に簡単に切除できます。炎症を伴っていると出血しやすく不正出血やセックス後の出血の原因になることがあります。
まれですが、子宮頚ガンが隆起してポリープ状になることもあります。 |
|
|
妊娠中の取り扱い |
妊婦健診の初診時に発見される場合もあります。ポリープ自体が妊娠に影響を及ぼすことはほとんどありませんが、ポリープが妊娠の影響を受けて出血しやすくなることはあります。妊娠初期に発見した時には妊娠経過を待ってしばらくはそのまま経過観察します。ポリープが原因で妊娠中の不正出血がおこる場合は胎盤が完成する妊娠4ヶ月以降に切除する場合もあります。 |
|
|
再発 |
子宮頚管ポリープを取り除いても再発ことがあります。原因として、発生部位の炎症が改善されていなかったり、完全に切除できずにポリープの茎の部分が残っていたりすることが考えられます。 |
|
|