考えられる状況 |
妊娠初期は持続的な不正出血が続くことが多く、妊娠継続とともに正常子宮に比べて子宮の伸展が悪いため頻繁に子宮収縮を起こして早産になります。特に単角子宮では、正常子宮に比べて子宮の大きさが半分しかないため妊娠中期以降の子宮破裂の原因にもなります。 |
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注意点 |
子宮奇形の状態によって切迫早産や子宮破裂の発症時期は異なりますが、子宮収縮による張りや痛みがあるときは、安静を心がけ薬を処方されている方は指示通りに内服してください。原則として、切迫早産の治療と同様に、子宮収縮抑制剤で治療します。
また、妊娠経過中は子宮の伸展が悪いことが多く胎児のいる側が子宮収縮などを起こすと左右どちらかの張りや痛みとして感じることもあります。子宮頚管無力症と同様に妊娠早期から赤ちゃんが子宮口に向かって降りて子宮口を拡げてしまう場合もあり、子宮頚管縫縮術を行う場合もあります。
左側の下腹部の張りや痛みを感じる時は消化器系(便秘、下痢)の症状が多く、胎児のいる側と反対側の痛みがある場合は、妊娠以外の原因も考えられます。 |
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考えられる病名 |
1)子宮奇形
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2)切迫早産
妊娠中の下腹痛の原因で最も多く、下腹部の真中(陰毛の直ぐ上)あたりの鈍痛があります。このような痛みを感じた場合は、まず安静にして症状が治まるのを待ってください。もしも時間が経って下腹痛や出血が悪化する場合は早めに主治医に相談してください。
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3)妊娠以外の腹痛を起こす疾患
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