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妊婦健診の際、注意された
血圧について注意された

考えられる状況 高血圧は妊娠に大敵です。産婦人科では妊娠高血圧症候群と妊娠高血圧を分類上区別して扱いますが、妊娠以前より高血圧があると妊娠高血圧症候群へ重症化して胎児や母体に致命的な状況になる場合があります。
妊娠後期から末期にかけて血圧が上昇し始めた方は、特に注意が必要です。妊娠高血圧症候群のなかでも特に子癇発作などを起こす危険があり血液検査や症状から憎悪の可能性が考えられる場合は、母児の生命を救うために必要に応じて陣痛の始まる前であっても帝王切開術などにより妊娠を中断させることもあります。
   
   
注意点 妊娠以前から高血圧ぎみの方は、妊娠高血圧症候群になる可能性が高く注意が必要です。 妊婦健診で測定する血圧値によって重症度を決めます。
 軽症 140〜160/90〜110   重症 160以上/110以上 を目安とします。

妊娠高血圧症候群はの急性憎悪は、胎児のみならず母体の生命も危険にさらす状態になります。子癇発作、常位胎盤早期剥離、HELLP症候群などを引起し、最終的に播種性血管内凝固(DIC)になり死に至る場合があります。そのため妊娠末期で胎児の成長が確認できれば、早急に帝王切開術などにより分娩する必要があります。
 
   
関連事項 1)高血圧症  分類上、妊娠高血圧症候群や妊娠高血圧と区別していますが、臨床上はそれらの予備軍として扱います。

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2)妊娠高血圧症候群  以前は妊娠中毒症といわれていましたが、近年「妊娠高血圧症候群」と呼び名が変わりました。症状は高血圧症と蛋白尿で、胎児のみならず母体の生命にかかわることがあります。一方妊娠中毒症の症状のひとつであった「むくみ」は「妊娠浮腫」として別に考えられ、妊娠高血圧症候群の予備軍として扱われています。

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3)子癇発作   詳しくは・・・→ こちらへ

4)常位胎盤早期剥離   詳しくは・・・→ こちらへ

5)HELLP症候群
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