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 分娩時損傷 
分娩時損傷とは、経腟分娩の際に胎児が子宮、子宮口、腟壁や会陰を圧迫伸展するためにおこる裂傷です。多くは血管の断裂を伴い大量の出血をすることがあります。正常分娩であっても初産、経産を問わず予期せぬ裂傷を起こすことがあります。 
   
損傷の種類 ★子宮破裂(しきゅうはれつ)
妊娠時や分娩時におこる子宮の破裂です。原因の大部分は以前に受けた子宮筋腫や帝王切開術などの子宮の手術が原因です。ほとんどの場合破裂する場所は手術創です。無症状で経過し、破裂して突然症状が出ることがあります。破裂してしまうと、母児共に非常に危険な状態になります。

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頚管裂傷(けいかんれっしょう)    
分娩時に、子宮の入口付近(子宮腟部〜子宮頚管)が縦に切れてしまう傷です。多くは時計の3時と9 時付近におこります。
原因
@分娩の急速な進みによって頚管が過度に伸展されてしまう
A過強陣痛
B子宮口が完全に開く前に吸引分娩、鉗子(かんし)分娩や骨盤位牽出術を施行した時、などに起こることがあります。

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★腟壁裂傷(ちつへきれっしょう)
通常の分娩時にも児頭が大きかったりするとおこることがありますが、子宮口が完全に開いた後などに吸引や鉗子分娩を施行した時でも頚管裂傷同様に腟壁にも裂傷がおこることがあります。また腟壁に傷が無くても産道に内出血することも有ります。

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★腟壁血腫(ちつへきけっしゅ)

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★会陰裂傷(えいんれっしょう)
経腟分娩の際に会陰や外陰部などが硬く伸展が悪い場合、胎児の頭や肩幅が大きい場合などで裂傷がおこる場合があります。裂傷の大きさによって以下のように区別されています。

 会陰裂傷第T度 : 会陰皮膚および腟粘膜のみに限局している場合
 会陰裂傷第U度 : 会陰筋層の裂傷を伴うが、肛門括約筋は損傷されていない場合
 会陰裂傷第V度 : 肛門括約筋(こうもんかつやくきん)の断裂が認められる場合
 会陰裂傷第W度 : 肛門粘膜や直腸粘膜に裂傷が及んでいる場合

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★会陰血腫(えいんけっしゅ)

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会陰切開術(えいんせっかいじゅつ)

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