考えられる状況 |
子宮の部分的な収縮による張りや痛みである可能性が考えられますが、妊娠経過とともに母体に対する影響も多くなり母体の原因のみならず子宮内の胎児や胎児付属物(胎盤や羊水など)が原因になることもあります。周期的な張りや痛みがあるときは切迫早産が考えられ、そのままにしていると子宮口の開大や軟化、胎児の下降、子宮頚管の短縮、出血など症状悪化のおそれもあります。 |
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注意点 |
妊娠による生理的な痛みが周期的に起こることはあまり無く、通常は子宮収縮が起こっていると考えます。張りや痛みを感じたら1時間程度ソファーなどで横になり安静にしてください。主治医に薬を処方されている方は指示通り内服し安静にして症状が治まり、再発が無いようであれば特に心配ないと思われます。しかし子宮の収縮や痛みが時間の経過とともに増加する場合や出血が始まったときなどは早めに主治医にご相談ください。特に1時間に何回も収縮や痛みを感じる場合は早めに主治医に連絡してください。 |
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考えられる病名 |
1)切迫早産
妊娠中の下腹痛の原因で最も多く、下腹部の真中(陰毛の直ぐ上)あたりの鈍痛があります。このような痛みを感じた場合は、まず安静にして症状が治まるのを待ってください。もしも時間が経って下腹痛や出血が悪化する場合は早めに主治医に相談してください。
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2)尿路感染症(膀胱炎を含む)
妊娠中は、ホルモンの影響や子宮の増大などで非妊娠時に比べて膀胱炎や腎盂炎に罹りやすくなっています。残尿感や尿の異常を感じた場合は膀胱炎の可能性があり、腰背部痛(背中を軽くたたくと痛みが増す)や発熱などがあるときは腎盂炎の可能性があります。いづれも早めに診察を受けてください。予防のためには尿意をあまり我慢せず頻回にトイレに行く習慣をつけてください。
3)その他の考えられる病名
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