| 考えられる状況 |
多くの妊婦さんが経験する尿に関する異常は、頻尿（約８割の方）と尿失禁（６〜７割の方）です。どちらも子宮が大きくなる妊娠中期〜後半以降に多く認められます。妊娠にかかわらず頻尿と残尿感がある場合、膀胱炎の初期症状である可能性もあります。症状が悪化すると血尿や腎盂炎を起こすこともあります。 |
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| 注意点 |
妊娠初期の頻尿の多くは、膀胱炎が考えられます。日中８回以上、夜間３回以上の尿意排尿を頻尿と定義していますが、気温が下がる季節や冷房の利きすぎなどでも頻尿は起こります。
頻尿が数日続き残尿感があるときは、膀胱炎などの尿路感染が考えられるため早めに主治医に相談してください。 |
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| 考えられる病名 |
１）膀胱炎
1回の尿量は少なく、排尿直後に「完全に尿が出きってない」ような感覚がありますが、発症直後では残尿感を感じないこともあります。
２）生理的な頻尿
妊娠、生活環境（気温など）、水分の摂りすぎなどが原因で尿量が増加することがあります。
３）膀胱周囲臓器による圧迫
子宮筋腫、卵巣腫瘍（のう腫）や骨盤内腫瘍などによって膀胱が圧迫されているために頻尿が起こることもあります。
４）膀胱の疾患
膀胱腫瘍や膀胱を支配する神経などの異常による頻尿も考えられます。
「妊娠による尿の変化について」詳しくは・・・→ こちらへ |
