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 麻疹(はしか) 
 最近は、麻疹ワクチンの摂取率が低下してきているために、20才代前半の感染が増加しています。 
   
感染経路 母体  飛沫感染
胎児  胎盤経由 
   
妊婦の感染症状の特徴 妊娠中に麻疹に罹ると、肺炎や脳炎を起こし重症化することがあります。 
   
胎児の感染 麻疹ウイルスは胎盤経由で母体から胎児へ移行しやすいです。しかし胎児が感染を起こしても先天性奇形などの報告は少ないです。しかし母体が麻疹ウイルスに対する抗体産生のない状態で、母体から麻疹の抗体を受継がないで産まれた新生児の場合、麻疹が重症化して死に至ることがあります。 
   
管理と治療 麻疹の抗体が無いお母さんが、麻疹の患者さんと接触してしまった場合は、72時間以内に高力価麻疹抗体を含むγグロブリンの注射を行なうと感染の一時的な予防や症状の軽減に有効だといわれています。
分娩時期周辺で母体が麻疹を発症した場合は、高力価麻疹抗体を含むγグロブリンの注射を行ないます。
 
 
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