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 妊娠浮腫 
  以前、妊娠中の浮腫(むくみ)は妊娠中毒症の初期症状として重要視されていました。しかし近年妊娠中毒症が妊娠高血圧症候群という新しい考え方によって、軽症のむくみは、妊娠のマイナートラブルの範疇に含まれることになりました。しかしむくみがひどくなると、妊娠高血圧症候群になりやすいという考え方は今まで通りです。 
   
浮腫(むくみ)の種類 浮腫とは皮下組織内に、組織間液が大量にたまった状態のことを言います。

発生部位による分類(局所性)
静脈性浮腫、リンパ性浮腫、血管神経系浮腫、炎症性浮腫

全身性浮腫
心臓性浮腫、腎臓性浮腫、内分泌性浮腫、栄養障害性浮腫、特発性浮腫 
   
妊娠中の浮腫(むくみ) 正常妊婦さんの40〜60%に浮腫(むくみ)を認めます。
原因は、妊娠によって増加するエストロゲンというホルモンが末梢血管透過性(血管から外へ水分が出やすくなる)を亢進させ、さらに腎臓でナトリウムや水分の再吸収が増加するために血液中の水分が血管の外の組織に溜りやすくなるためです。またアルドステロンというホルモンも増加するため細胞外に水分の貯留が増加します。

正常妊娠中の下肢(膝より下)に限局した浮腫は、重力や子宮が大きくなるため静脈やリンパ管を圧迫するため起こります。
朝より夕方や夜にむくみを感じる場合が多いようですが、朝から下肢がむくんでいるときには、注意が必要です。
さらに妊娠中に注意が必要な浮腫は、手や顔、全身に及ぶ場合、1週間に500g以上の体重増加を認める浮腫などは妊娠高血圧症候群の予備軍として危険視されています。

妊娠高血圧症候群は・・・こちらへ
   
予防法 食事によるナトリウム摂取量のコントロールや適度の運動により下肢の血流やリンパ管の圧迫解除です。
また、下肢を高くして休息をとることも有効といわれています。 

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