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 無痛分娩と和痛分娩
 分娩時の疼痛、不安、恐怖などによる過度のストレスはスムーズな分娩の進行に対して影響を及ぼすだけでなく、分娩中の胎児への影響も起こります。お母さんのストレスを緩和する意味で無痛分娩や和痛分娩はメリットがあります。
   
陣痛の痛みとは  妊娠中に、子宮が収縮してもあまり痛みを感じることはありません。それでは分娩時の子宮収縮に伴う痛みとは何なのでしょうか?

分娩第1期の痛みは、子宮収縮と子宮頚管が拡張(子宮口が開く)ときの痛みです。この痛みは内臓神経から始まり第10胸椎〜第1腰椎の範囲で感じます。

分娩第2期の痛みは、腟や会陰部などの産道が赤ちゃんの頭によって拡げられるときの痛みです。この痛みは陰部神経から始まり第2仙骨〜第4仙骨の範囲で感じます。
   
適応 陣痛の痛みに対してこれ以上耐えられない場合、子宮口が完全に開く前に「いきみ」が強く胎児に対して影響が出る場合、陣痛の痛みで分娩の介助が行えない場合などが適応になります。
   
方法 1) 呼吸法などによりリラックスさせる方法(和痛分娩)
ラマーズ法、ソフロロジー法などが代表的な、妊娠中からのトレーニングによって陣痛発作時に自律的にリラクゼーションを行う方法です。

2) 薬物全身投与法(和痛分娩)
鎮痛剤、鎮静剤など注射または経口投与して、痛みを和らげる

3) 持続硬膜外麻酔法(無痛分娩)
最も効果的に痛みのコントロールが行える方法です。
通常、第2と第3腰椎の間または第3と第4腰椎の間に硬膜外カテーテルを挿入して持続的に麻酔薬を注入します。
この方法により陣痛は消失しますが、麻酔薬によってお母さんが低血圧ショックや薬剤アレルギー性ショックを起こすこともあり注意が必要です。さらに麻酔による微弱陣痛、分娩時間の遷延、吸引分娩などの頻度の増加などが報告されています。

4) 陰部神経ブロック(無痛分娩)
経腟的(腟の中から陰部神経に針を刺します)に陰部神経に局所麻酔を行う方法です。
効果があれば4〜5分で腟の入り口付近と外陰部の痛みをとり、分娩前に行えば会陰切開や分娩後の会陰の縫合や処置の痛みをとります。
自然分娩の除痛方法としては比較的簡単で安全性が高い反面、血管内に麻酔薬が注入されると大脳皮質を刺激して痙攣(けいれん)を起こしたり、血管穿孔(血管を突き破る)によって血腫(内出血による血のかたまり)を形成したり、時には股関節や大殿筋などまで感染によっておかされることもあります。

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