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 多毛と脱毛
 妊娠によって皮膚の変化とともに、髪に関する変化も起こります。これらは妊娠によって増減する性ホルモンの影響によるものが多く、個人差もあります。
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多毛 妊娠によって、男性ホルモンのアンドロゲンが体内に増加するために男性型の体毛が増加することがあります。
アンドロゲンは、非妊娠時に比べて卵巣、副腎、胎児や胎盤から多く産生され、胎盤などでエストロゲンに変換されます。このエストロゲンに変換される前のアンドロゲンが顔や陰毛(下腹)などに作用して多毛になります。
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分娩後(産後)
脱毛
分娩後2〜5ヶ月頃から脱毛が始まり、半年から1年以内に元に戻ります。
妊娠によって毛髪に作用するエストロゲン(妊娠維持に必要な女性ホルモン)が非妊娠時の100倍程度にまで上昇するため、妊娠中は毛髪のライフサイクルが延長され本来抜け替わるはずの毛根が成長を続けます。言い換えれば妊娠中はすべての毛根が活発に成長して抜け毛が減ります。
しかし、分娩によってエストロゲンの産生を行っていた胎盤が無くなり、血液中のエストロゲン濃度が一気に減少すると、毛根は今までの成長状態から休止状態へ変化して脱毛や髪毛の痩せる状態が起こります。通常これらの変化は生理的なものであり異常ではありません。ほとんどの方が産褥(分娩後)半年〜1年で元に戻ります。
しかし、育児などのストレスで症状が悪化したり長期に及ぶこともあり、他の脱毛症を併発することもあります。特に抜け毛が多い場合、部分的に抜け毛が多い場合などあるときは、必ず専門医の診断を受けてください。
   
露出部分の多毛の処理について 夏になると妊婦さんとはいえ、肌の露出部分も増えると思います。
どうしても気になる部分は、除毛剤(脱毛剤)などを使って処理することは問題ないでしょう。除毛剤(脱毛剤)はパーマと同様毛髪内のアミノ酸のシステイン結合を切断することによって処理します。レーザーなどの脱毛についても安全だと言われていますが、一度皮膚科の先生とご相談してから受けるようにしてください。特に妊娠中は色素沈着しやすいので、レーザーをご使用になる際はご注意ください。
妊娠中にかみそりでむだ毛を処理すると、かえって濃くなるといわれますが濃くなるのではなく妊娠によって多毛になるためです。

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