体温 |
分娩後3日間ほどは、37〜37.5℃の微熱が続きますが4日目頃から平熱に戻り始めます。38℃以上が続く場合は産褥熱といい子宮などに感染が起こった可能性もあります。 |
体重 |
分娩後は、赤ちゃん・胎盤・羊水・出血などの合計で、通常5〜5.5kgほど体重が減ります。さらに2〜4ケ月かけてさらに4kg位減少します。しかし妊娠中に皮下脂肪が増加するため妊娠以前よりは2〜3kg増加する場合があります。 |
発汗 |
産褥期は女性ホルモンの急激な減少により更年期のような症状が起こりやすいため、発汗・肩こり・頭重感などが増加することがあります。 |
精神状態 |
気分の落込みなどが起こりやすい時期でもあり、マタニティーブルーズ・産褥期精神病などをおこすことがあります。 |
母乳 |
初産婦のお母さんでは分娩後2〜3日、経産婦のお母さんで1〜2日で母乳の分泌が始まります。 |
子宮 |
分娩後、急速に収縮していきます。経産婦のお母さんなどは分娩直後から後陣痛が始まる場合もあります。 |
腟 |
女性ホルモンの急激な減少によって一時的に萎縮性腟炎(老人性腟炎)のようになる場合があります。 |
血圧 |
分娩中〜直後は一時的に上昇しますが、1日経てば通常レベルまで戻ります。 |
血液 |
分娩時の出血でやや貧血になることもありますが、1ヶ月ほどで元に戻ります。 |